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last updateBack Number |2003.9.13

-4- 等価 (1/2)


 等価、と言ってもパチンコの話である*1

 等価交換は危険だ。パチンコで収支をプラスにしている人なら、おそらくまず手を出さないだろう。
 パチンコを打つときは1個4円で玉を借りる。しかし、これを特殊景品に替え換金する時の交換率は、1個2円から4円と店によってさまざまだ。いっけん交換率は高ければ高いほどいいように思える。だがそうではない。
 ごくオーソドックスなパチンコの勝利の方程式は、現金投資をできるだけ少なくして、持ち玉でできるだけ長く打つことだ。単純に言って、一箱打って確率の逆数以上回れば必ず勝てる。ただし現金投資の部分は4円で買っている玉なので、持ち玉で長く打って、現金投資分の損を吸収していく必要があるという理屈だ。
 パチンコ屋に入ってひと目見回してみてわかるように、店側は店舗・台などの機器への莫大な設備投資に加えて、日々人件費や光熱費などを費やしている。それらを回収しつつ、利益も出していかなければならないのだから、そう簡単に客に儲けさせてくれるはずがない。4円で借りた玉が、例えば2.5円にしかならなければ、仮に客が借りた分と同じだけの玉を出し、それなりに箱が積んであって出ているように見えても、客が使った金の4割弱は自然と店側に入る。交換率が等価でないのには、そういうからくりがあり、オーソドックスなパチンコの勝利の方程式は、それを逆手にとったものだ。
 等価交換の店では、そうしたからくりがない。客からダイレクトに利益を吸い上げていくしかない。だから、等価交換の店は、ほとんど全ての台が驚くほど回らないように調整してあるし、大当たりを引いてもボロボロ玉がこぼれて出球が少ないといった、信じられないような悪い調整の場合すらある。


[注]
(1)パチスロはまた別。パチンコは確率に基づいているので、ギャンブル一般の話でもない。


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