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082/日本カメラ 7月号 BOOKREVIEW  テキスト:上野修
写真家たちによって編集された密度の高い写真誌 photographers' gallery press no.6
 

 東京・新宿の自主運営ギャラリーphotographers' galleryの機関誌、『photographers' gallery press no.6』が発行された。2001年のギャラリーオープンから毎年発行されている同誌は、号を重ねるごとに充実度を高めており、多彩な写真・文章を収めた今号は、250ページを超えるボリュームになっている。責任編集を務めている笹岡啓子さんは、こう語る。
 「はじめたときは、ほとんどのメンバーがまだ学生だったので、何も知らないところからノウハウを積み重ねてきました。もともとギャラリーを立ち上げるときに、たんなる展示スペースではなく、ショップでありメディアである場所にしようという発想があった。出版物を作り、webで発信し、自分たちのスペース以外の場所でも展示する。そうした活動を総合して、ひとつの場ができているわけです。ひとつずつ活動をやっていくたびに、ちょっとずつ信用してもらえるようになって、活動も広がってきた。機関誌もそうした広がりを反映したもので、ギャラリーの活動を通して出会ったことの記録になっています。今号は、去年はじめた講座の収録や、初邦訳の論考の掲載などが加わって、ボリュームアップしています」
 昨年本誌口絵の連載でもおなじみの笹岡さん。笹岡さんをはじめ、写真家たち自身が制作しているのも、大きな特色だ。表現の世界全般で注目されている『press』の質の高さは、写真家ならではのこだわりのたまものでもある。
 「多彩な内容になっていますが、それぞれがばらばらにならないように、写真を受けて文章が響き、文章を受けて写真が響き、反響し合うような編集を心がけています。今号では、紙もそれぞれの写真に合わせて選んだので、6種類の紙を使っています。今年秋には、沖縄でのイベントに連動して、このカタログとして別冊も出す予定です。別冊もそうですが、ここまで続けてきて、できるようになったことも多い。撮影し、展示し、移動し、講座をやりつつ、出版物を作りつつ、そして飲みつつ(笑)、これからもまだまだいろいろやっっていきます。期待してください」

 
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