講座概要
コンセプチュアル・アートの雄として60年代から独特のポジションを占めているジョン・バルダッサリ。西海岸を中心に活動してきたこともあり、東海岸中心の美術史では十分に光が当てられてこなかったが、近年その評価は高まるばかりである。
写真、言語、絵画、印刷物など、多様なメディアを柔軟に使いこなしながら機知と乾いた哀愁(?)に満ちた表象批判を展開してきたその仕事を、掘り下げて考えてみたい。
ジョン・バルダッサリ John Baldessari (1931-)
ナショナルシティ出身のアメリカ、カリフォルニアのアーティスト。後にロサンゼルスに移住。カリフォルニア芸術院のポスト・スタジオ・アートで教鞭をとる。自ら田舎のアーティスト称するが、雑誌を通じて国際的な動向に精通し、66年には絵画を止め、テクスト、ビデオ、写真を使った制作を開始。作品は初期よりウィットと多様性をはらんだ作風で知られる。70年代末からは大きなサイズの写真コラージュ作品をおもに制作している。
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