1960年代半ばに、大島洋氏は「ひかり」と「ルイ・ジャック・マンデ・ダゲールに捧ぐ」のふたつの写真展で写真家としてスタートし、1970年代には、撮影した土地に作品を展示する写真展「三閉伊」「平島部落地図」によって、「現地写真展」という言葉も生み、その後1980年に写真論誌『写真装置』を創刊、約4年間編集人を務めるなど、写真表現の可能性を問う幅広い活動を行ってきました。そして、1990年代に入ってから現在に至るまで「砂」をテーマにした作品を撮り続けています。
今回は氏の初期作である1970年代半ばに鹿児島県吐喝喇列島(*1)で開催した現地写真展「平島部落地図」のヴィンテージプリントを中心に、当時配布されたガリ版刷りのカタログなどを展示します。
また、最新作である「砂」のシリーズを向かい部屋のIKAZUCHIにて併せて展示します。
「島」と「砂」、これまでの活動の中でこの一見つながりがたくも思える作品を併せて提示することで「場所と時間」という写真の基本的な問題を問い直すという試みです。
*1 鹿児島県吐喝喇列島-----屋久島と奄美大島の間に位置し、有人七島と無人島五島からなる。
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