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「阿賀に生きる」(1992)より12年目に、佐藤真監督と小林茂カメラマンが再びコンビを組んで、阿賀野川を訪ねた新作「阿賀の記憶」が完成しました。この映画も2002年5月に撮影が開始され、2年がかりの作品となりました。
かつてのスタッフが勢揃いし、長谷川芳男さんの田んぼ跡にスクリーンを張ってラッシュフィルムを映写するシーンを撮ったりというアヴァンギャルドな作品です。
この度photographers' galleryでは、その試写として前作「阿賀に生きる」を織り交ぜたリミックス・ヴァージョンを一夜限りのSELF PROJECTIONで急遽開催いたしました。


>>佐藤真プロフィール


緊急開催!



■ 当日 上映会の模様

 

今回は16ミリ映写機2台を使用。

すべてオート機能の最新映写機にとまどう佐藤監督。

上映前に今回のトークショーゲスト岡村民夫さんをお招きするきっかけとなったICANOFについて説明。
上映開始。
「阿賀に生きる」タイトルシーン。
「阿賀の記憶」トップシーン。
「阿賀の記憶」では「阿賀に生きる」での主人公・長谷川さんの田んぼの真ん中にスクリーンを張り、「阿賀に生きる」を上映するシーンを撮影したシーンが上映されるというself projectionが折り込まれている。
上映中。
今回物議をかもした囲炉裏端のシーン。「阿賀の記憶」 今回の名優・三ちゃん。

今回のSELF PROJECTION上映計画

「阿賀に生きる」1stロール(約40分)

「阿賀の記憶」全編(55分)

「阿賀に生きる」3rdロール(約40分)

 

「阿賀に生きる」ラストシーン。主人公の長谷川さん夫妻。  


■ 当日 上映後トークショーの模様

 

岡村:「阿賀の記憶」は〈音〉の映画ですね。

上映後のトークで岡村民夫さんは、新作「阿賀の記憶」について、〈声〉の記憶、〈音〉の映画であるという感想をお話しされました。

佐藤:「デュラスの映画から〈非同時録音〉というヒントを得ました。」

それに対し佐藤監督はデュラスや福田克彦「草とり草紙」(1988年)、ジョナス・メカス「リトアニアへの旅の追憶」(1972年)の音の扱い方などを説明。

会場からの質疑応答でもさまざまな感想や意見が出されました。

※今回の上映会、トークショーの詳細は来年度発売予定の次号『photographers' gallery press no.4』にてご報告する予定です。


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