子供たちと町を歩いていても、今日見ていただいた『市場最大の作戦』で夜の町を疾走したのも、青森らしい場所ではなくって。青森ってのは本当に、駅前がこう、すぽーんと空洞化していましてですね、かつての繁華街がどわっと廃墟になりかけている。そんな場所がものすごくおもしろくって。青森県の人にとってはなんだこれはっていうようなものなのかもしれませんけど、そういう空洞を見るとやっぱりまさに東京と同じだなぁと思ったり、それで無性にカメラを回したくなったりするということでしてるんですね。掴みようが無いものとか掴もうと思っても掴めないものというようなものをどうにか撮りたいなというふうには思っています。 今日の企画も笹岡さんとか坂川さんとかフォトグラファーズギャラリーのみなさんにやっていただいたんですけども、写 真家の人達も写真という表現の中で掴もうと思うとスルリと抜け落ちてしまうような掴み所が無いところをどうやって定着をさせていこうかっていう問題意識のような気が僕はしましてね。