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photographers' gallery 企画 宮本隆司 写真展    企画担当 高橋万里子


スライド上映 +シンポジウム
倉石信乃×八角聡仁×山本和弘×宮本隆司
2002年11月16日(土)19:00〜

「ピンホールは写真原理主義か!?」と題された3日間にわたる宮本隆司写真展の中 日、11月16日には、同会場においてスライド上映とシンポジウムが行われた。 このシンポジウムは、昨年出版された『photographers'gallery press 2』での鼎談 「現代・日本・写真」(椹木野衣×前田恭二×北島敬三)のなかで、北島敬三のピン ホールカメラやカメラオブスキュラへの回帰などにみられる「写真原理主義」的な仕事への批判に対して、宮本隆司氏からの積極的なリアクションによって実現したという経緯がある。まず宮本氏自らによってスライドが上映された。今シリーズの発想の源とも言える 橋のたもとのホームレスの家の写真から、国内外のいろいろな場所で展示された「ホームレスの家」タイプの作品など、氏が説明を加えながら上映された。
 

スライドについての説明をする宮本氏


今回の作品と同じタイプの小屋のようなピンホール
 第2部はゲストを迎えてのシンポジウム。1987年に栃木県立美術館で行われた「現代美術になった写真」を企画担当したキュレイターの山本和弘氏、横浜美術館の倉石信乃氏、評論家の八角聡仁氏が加わって、ピンホール写真やフォトグラムなど写真原理主義とみなされるものについての見解が示された。
 また、ピンホール写真の第一人者と目される山中信夫をメインに企画された栃木での展覧会のカタログと、やはり山中をメンバーとする「現代美術における写真」(東京国立近代美術館、1983年)のカタログを中心に話が進められ、会場に居あわせた、この展覧会のキュレイタ−であった近藤幸夫氏も飛び入りで参加していただき、当時の話を聞くこともできた。
  満席の会場からも鋭い質疑が続き、時間切れとなった感は否めないが、その後にも意見が寄せられるなど参加者の関心の高さが窺えた。
 

シンポジウム風景
左から宮本氏、山本氏、倉石氏、八角氏


飛び入りで参加する近藤氏

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